井端設計道場 第10回 2023年4月

- 井端設計道場

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いつもありがとうございます。
佐野工務店 四代目の佐野です。
 
ちょっと投稿があいてしまいました。
3月末の鹿児島のシンケンに続き、その翌週に井端設計道場のため北海道に行ってきました。
2週連続、流石に疲労は蓄積するも心は踊ります。
 
それもそのはず昨年3月の課題敷地となった場所に建物が建ち、今回それを見学できます。
建物は井端先生が監修して、ホクシン建設さんが施工。




随所の「イバタイズム」(我々はそう呼んでいます)がちりばめられ、やはりあたり前といったものが崩される感じがします。
新たな発想に出会うと、いかに頭が凝り固まっていたかに気が付きます。
とても有難いです。



 

今回の課題はご主人が大工さんの3人家族の家。(夫婦+子供)
北西接道の68坪の土地。
北東と南西の隣地は家が建ち、南西は空地だが建物が建つ可能性あり。
要望は以下の通り。
・車庫近くに仕事道具をしまう物置が必要
・リビング横に和室が欲しい(少し横になれるスペース)
・日当たりが良い家
・ワークスペースが欲しい
・車は2台
 
まずは車をどこに置くか。
土地が広いので北側に置くこともできるが、南に建物が建つ可能性もあるので家も北に極力寄せたい。
そうすると開く方向が1方向しかなく、なんとなく勿体ない気がしてしまう。
なので、駐車スペースは南西側に寄せることに決める。
そうすることにより、建物からみて南西と北西に開くことができ、北西側は中庭みたいにしようかなと考える。
 
6m×8mのベースに玄関を下屋としてはね出し、ガレージと屋根で繋いでみた。
ガレージ後方にはご主人の道具置き場兼ハナレを作り、ウッドデッキで家とつなぐ。
そうするとDIYをウッドデッキでできたりもするので、こどもにお父さんの姿を見せる楽しみができるだろう。
ウッドデッキは東西軸に合わせて一部カットし、ベンチを設ける。
そうすると、角に溜まりのような空間ができ、とても心地がよさそうだ。
 
室内はシンプルに。
1階LDK+畳コーナー+トイレ、2階MBR+子供部屋+水回り+ワークスペース。
吹抜けもあるが、万が一子供が増えた際はつぶしてもう1部屋増やせるようにしておくことは可能だ。
吹抜けを介し冬の陽光も家の奥まで差し込み、穏やかな冬の日常も想像ができる。
 
即日設計なのでまだ改善の余地はあるけれど、ファーストプランはこのような感じになりました。
 
先生のプラン・プレゼンはやはりかっこいい。
今回も培ってきたルーティンの中で設計したのだけれど、次回からは先生だったらどうするか、、、、
と井端的思考と北海道の建築を意識して、取組んでみたいと思ったのでした。
(コスモホームの鈴木社長に言われ、なるほどと気が付きました)
 
繰り返し学び、身につけ、地域の住まいと暮らしを心から良くしたい。
今の日本の家の在り方や価値観を、本当の意味で良い方向にもっていけたらいいなと、、、
いつも考えています。
 

 
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