葉山加地邸
DETAIL
いつもありがとうございます。
佐野工務店 四代目の佐野です。
先日、神奈川県逗子市にある有名建築「葉山加地邸」を見学する機会に恵まれました。
葉山加地邸はフランク・ロイド・ライトの弟子である遠藤新が設計し、1928年に竣工した住宅。
ライトの設計と言われても恐らく気が付かない。
とても素晴らしい建築でした。
アプローチとアプローチを振り返った写真。


玄関脇のピロティーには、大谷石でつくられた手水鉢。


庭からの写真。
緑青色の銅板屋根が風景と馴染みます。
屋根の棟(てっぺん)に板金で作られた小さな箱状のものが連なっているが、これは屋根通気の出口らしい。
単なる意匠ではないのだ。
ライト設計の明日館にも同じものがあった。
明日館→https://sanokoumuten.co.jp/blog/7162/
その他ライト建築の視察記録はコチラ
・ライトの自邸→https://sanokoumuten.co.jp/blog/5262/
・ライトの事務所→https://sanokoumuten.co.jp/blog/5335/
・ユニティ・テンプル→https://sanokoumuten.co.jp/blog/5494/


外観の特徴として、タテ樋はあるが軒樋が見当たらない。
屋根の内側に隠して設置しているのだが、これは綺麗な水平ラインを出すためにその様に設計しているそうだ。
軒樋は水勾配の関係で斜めに取り付けられる。
余談だけれど、我が師匠の秋山先生も水平なものにそうでないものが付くのは美しくない!とおっしゃっていて、なので私たちの造る家には樋隠しが付いている。
水平ラインも意識しています。


次に内観の写真。
木材はタガヤサンとのことだ。
ペンダントライトが窓際に設けられている部屋が多い。
これは、人工的な光も自然光と同じ方向から照らされる方が望ましいという考えからそのように配置されているらしい。
建築は奥が深いのだ。





建築家・神谷修平氏により改修された浴室は、映画『湯道』の脚本を手掛けた小山薫堂氏が厳選する「湯道100選」にも選ばれたそうだ。
古いものと新しいもののコントラストというか、時間を感じられとても好きな空間。
このお風呂は宿泊しないと入れないらしく、いつか泊まれるといいなぁ。

また良い建築に触れたい。
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