塔の家

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いつもありがとうございます。

佐野工務店 四代目の佐野です。

ART WEEK TOKYOのTOKYO HOUSE TOURというイベントがありまして、ゆたか建設の安食社長と共に参加してきました。

東京に佇む名住宅建築を巡る企画で、伊藤豊雄さんや篠原一男さんなど名立たる建築家が設計した住宅を見学できるとても素敵なイベントだ。

その中で東孝光さん設計の「塔の家」に申し込み、抽選の結果嬉しくも当選した訳です。(昨年は落選しました、、、、)

 

塔の家は大学の教科書にも出てくる名建築。

完成して60年経つ今もなお存在感が際立つ。

私の住宅設計の師である秋山東一先生は東孝光建築研究所の出身で、それこそこの塔の家の地下室にて所員として働いていた。

今回内覧させていただいて、秋山先生の中には色濃く塔の家の遺伝子が刻まれていたのだと実感することとなった。

あくまで私感だ。

 

案内は、建築家・東利恵さんと所員さんが直々にしてくださりました。

こんなに贅沢なことはありません。

敷地面積:6.22坪

建築面積:3.57坪

延床面積:19.68坪

上記の数字を見て、どのように感じるだろうか。

実際に内部に入ってみると、寸法では到底推し量れない豊かな空間が存在していた。

現在の居住されている方がいるとのことで内部の写真は載せられないのだけれど、恐らく写真でも伝わらないだろう。(私の腕では)

窓の配置や吹抜けの繋げ方、階段の形状や視線の抜き方、立体的な構成のつながりによる奥行感。

囲われることによる安堵感と街路樹や都市との繋がり方等など、、、、、とても良い塩梅に感じたのだ。

 

「塔の家」白書という東孝光一家が書いた書籍を事前に読んでいった。

暮らしの情景と重ねて見ることができたことが、より一層建築に感情移入ができたのかもしれない。

現在のISO基準のような品質と比べると躯体の品質は良くはないだろうが、表情の荒々しさと圧倒的な(空間)設計により、唯一無二の魅力が充満していた。

最後に持参した書籍に厚かましくもサインをお願いしたところ、快く書いていただきました。

 

貴重な体験と得た感覚を大切にしていきたいと思います。

 

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