三手先組物と桔木

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いつもありがとうございます。

佐野工務店 四代目の佐野です。

昨日の中村好文さんの講演の余韻がまだ残る中、成田山へ。

講演にて、好文さんは建築家なのだけれど、すごい機械的というか技術的な知識も内包していて、、、

ようは、Architect+Engineerの人なんだなぁと感じたのだ。

 

そんな中、成田山に行ったもんで建築の見え方も変わってくる。

成田山へは、正月・5月・9月と毎年欠かさずお参りに行っている。

細かい彫り物にも目を奪われるが、やはり当たり前で当たり前でない軒が素晴らしい。

軒の出は3mくらいあるのではないだろうか。

三手先組物で支点を外側に送り出し、軒先を外に伸ばしているのだけど、組物だけではここまで伸ばせない。

化粧垂木、化粧野地の上に桔木(はねぎ)と呼ばれる材があり、その桔木が桁を支点に屋根荷重とテコの原理で垂木を支えている。

雨仕舞のため、軒裏ラインより屋根ラインの方が勾配がきついのだが、桔木の上に小屋束、母屋、野垂木とかかっている。

 

非常におもしろい。

調べてみると、三手先組手の技術は海を渡って日本に来たらしいが、桔木は日本独自で発明されたものとのことだ。

ほんと昔の人はすごいと思いつつ、その言葉で片づけてはいけないとも思う。

 

世の中便利になったがゆえ、思考停止にならないように気を付けなければならない。

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