井端設計道場 第36回 2025年11月
DETAIL
いつもありがとうございます。
佐野工務店 四代目の佐野です。
井端設計道場に参加してきました。
北海道は既に寒く、ダウンジャケットがないとキツイです。
今回は、竹内建設さんの完成物件が1件、施設を1件見学しました。
竹内建設さんの建物はR+ハウスという規格住宅とのこと。
建築家とのコラボハウスでそのうちのひとつ。
外構はこれからでしょうか。

北海道での金属屋根は勘合縦ハゼは使わないとのことでした。
折り方、納め方など話を聞くとおもしろい。

次は、LiLiLiという公園内の施設。(TOP画像参照)
パン屋、ジェラート屋、フリースクールなどが入っています。
木造で屋根の形状がR状。
シート防水の絶縁工法の仕様でした。
建物がとてもかわいらしい。
パンも大人気で売り切れてしまうそうです。

さて、今回の課題ですが、竹内建設さん所有の320平米(約97坪)ほどの土地に住宅3棟を計画。
3棟のうち1棟は平屋で、その他2棟は2階建てとの縛りあり。
西側接道で、接道長さが16.7m。
後々には売れるようにとのことで、少しの間は竹内建設さんのモデルハウスになると読み込み計画をスタートさせる。
敷地を均等割りすると1区画あたり32坪ほど。
とても難しい課題だ。

単なる分譲住宅にしてしまうのは嫌で、竹内Villageもしくは竹内タウンとなるよう何か魅力のある計画、3棟同時に計画しないとできないようなことをしたいと思った。
計画における問題は、雪。
北海道の家は雪かきが必然的についてまわる。
効率的に考えると、道路に対し直角に分筆するようになるのだが、それだと魅力のある計画が思いつかなかった。
3軒分の駐車スペースをまとめ、屋根付きにする。
そこから屋根付きの廊下で玄関までのアクセスを確保。
分筆は駐車スペースを建築協定で共用とした。
3棟と考えると敷地が狭いので、グリーンベルトのような共有緑地中央に配置し、それに向かいそれぞれの建物からの視線が重ならないように考える。
南に4m×16mの2人暮らし用の平屋、グリーンベルトを挟み2階建てを2件配置。
庭の確保を考えサイズを検討した。
売却前は、カフェや打合せスペースに使用してもよく、暮らしの提案の場にはとても良いと思う。
売却には、同じ暮らしの価値感をもっている方達が住まないと、環境の維持は難しくなってしまうかもしれない。
以上、今回課題内容は事前に発表されていたので、実は事前に構想だけは練ってました。
3棟ということもあり3時間での設計は到底難しく、良い計画が練れないと判断したのだ。
言い訳ですが、、、。
考察する中で、大変勉強になりました。
設計に答えはないけれど、目的に対し一生懸命向き合い形にしていきます。
パズルのようでパズルではなく、合理的な家が必ずしも良い家とも限らず。
簡単なようで、簡単ではない。
だが、そこに面白さも詰まっている。
日々成長に努めたい。(伸びしろです)

北海道の皆様、ありがとうございました。
今年の井端設計道場は終了。
また来年も参加できるようであれば継続したいと思っているので、その際は宜しくお願いします。
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