井端設計道場 第25回 2024年10月
DETAIL
いつもありがとうございます。
佐野工務店 四代目の佐野です。
井端設計道場に参加してきました。
今回は伊達方面へ向かい、住宅1件と小屋1件の見学をさせていただきました。
住宅は平屋の2世帯住宅。
敷地は広く、川に隣接している。
鮭も遡上するようだ。
建物は庭を包むようにL字に配置され、庭にはビオトープもありとても豊かな空間になっている。
窓の高さ、壁の構成、建具・枠の作り方と納め方、色づかい。
井端イズムが満載で、とても勉強になる。
小屋はひな壇の傾斜地で、昔は田んぼだったようだ。
小屋はパレットで形成されていました。
よくある材料からこのような小屋につながる発想は、学んで身につくものなのだろうか、、、、、。
とにかく、より多く様々な発想に触れることが大切なのだと思う。
機会に感謝したい。
課題敷地はこの小屋のある敷地。
西側に洞爺湖を望む自然豊かな土地。
面積は広大で、その洞爺湖側の境界長さが130mくらいある。
面積は記載がないのでわからない。
設計条件もざっくり。
・退職後に夫婦でのんびりと暮らす家とする
・小さくて暮らしやすい平屋
・TVは重要ではない
・猫を2匹飼っている
・奥様は裁縫、ご主人は読書が趣味
洞爺湖に向けて、3m×〇〇mというBOXを連ねていくような構成にしようかなと、現地を見ながら構想を立てる。
水廻りをLDK群と居室群で挟み込むようにした。
玄関入って高さ1600ミリ程度の玄関収納棚を設置。
天井は通る形にした。
次にリビング、キッチン、西側に跳ね出してダイニング、そしてデッキへとつなげる。
平屋とのことだがリビングからオーバーハングで階段を設け、ロフト的に2階を設ける。
窓からは芝屋根に出れるようにし、寝転がるには最高の場となる。
水廻りはシンプルな構成で、廊下を介し物干しデッキにいけるようにしてある。
居室群はファミリークロークを夫婦の寝室で挟むようにした。
基本的には家具で仕切るイメージだ。
廊下を挟んで、東側に奥様の趣味である裁縫部屋を設けた。
裁縫で何を作るかにもよるが、以前裁縫は布を広げたりするのにそれなりのスペースが必要だったり、粉塵が結構出ることも先生から聞いていた。
なので、独立するようにして、部屋からウッドデッキにつながれるようにもした。
中廊下の先にもデッキにつながるドアを設置。
北側にまだ広大な敷地が残っているので、デッキを挟み、サウナ小屋や農機具小屋など展開できるように考えた。
こういった土地・環境に触れると本当に時間がゆっくり流れるような感じがして。
北海道は雪もあり、暮らすにおいて過酷なことも多々あるけれど、とても大切に気づきを与えてくれます。
北海道の皆様、今回も段取り手配ありがとうございました。
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