井端設計道場 第24回 2024年9月
DETAIL
いつもありがとうございます。
佐野工務店 四代目の佐野です。
前回の道場(秋山設計道場との合同開催)から2週間しか経っていませんが、再び北海道へ。
今回は北海道の設計事務所ボンアーキテクツさん設計監理の非住宅物件を見学させていただきました。
まだ施工中の構造が見える状態での見学でした。
コロンブスという珍しい地盤改良を採用されたとのこと。
実は前職で現場監督をやっていた時にマンションにて採用していた物件があり、それを思い出しました。
(私が担当ではありませんでしたが)
梁成を大きくしないために、梁の掛け方を市松状にしていたり、様々な工夫をされていました。
さすがは北海道、空調換気の仕組みも関東では見ない取組みをおこなっており、大変勉強になったのでした。
その後は、課題敷地を見学し、井端先生の事務所にて建築談義の運びとなりました。
井端先生の事務所は何回もお邪魔させてもらっていますが、何度見ても新鮮。
心地よさの感覚を体に染みこますよう努めます。
今回の設計条件は下記の通り。
敷地面積:241.3㎡(72.99坪)
建ぺい/容積:50/80
第1種低層住居専用地域
外壁後退1m
30代夫婦+子供2人のための住まい。
庭を作りたいと広めの土地を2年ほど探していた。
ご主人が多趣味で、釣り、登山、スノーボードなど。
料理は主にご主人がおこなっていて、できれば釣った魚なども捌きたいとのこと。
薪ストーブ希望で、駐車スペースは2台分必要。
できれば雪かき範囲を少なくしたい。
以上となります。
北東隣地と南西隣地の家は迫って建っており、南東隣地の半分(東寄り)は抜けがある。
ベースを5m×9mとし、玄関と洗面脱衣場を下屋として足しました。
アプローチ、カーポートと屋根をかけ、加えて魚も捌きたいとのことで外収納とアウトドアキッチンを設けた。
大きめの魚の鱗をとったりするには最適だろう。
主屋とアウトドアキッチンはウッドデッキでつなぎ、コートハウスのような佇まいに。
駐車スペースと庭はルーバーでゆるく仕切り、視線の先に植栽が見えるように設える。
またアプローチ先の中庭は、堆雪スペースにもなるように計画。
内部の構成はスケッチの通り。
延床28坪(住戸部のみ)で丁度良いサイズ感だと思う。
忘れていたが実際はボイラーのスペースをどこかに持ってこないといけないだろう。
北海道に通って2年半経つのだけれど、そこがまだ慣れない。
また来月、学びを重ねようと思います。
北海道の皆様、今回もありがとうございました。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
千葉県で建てる木の家・木の住まいは、佐野工務店へ!!
習志野市藤崎1-11-1(最寄駅・JR津田沼)
お電話 047-472-1573
WEBサイトのお問い合わせページ → http://sanokoumuten.co.jp/contact/
共に働く仲間を募集しております。
職種:実施設計と積算のできる方1名
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –