❹ユニテ・ダビタシオン @イタリア・フランス・スペイン建築視察2024

- イタリア・フランス・スペイン建築視察2024

DETAIL

いつもありがとうございます。

佐野工務店 四代目の佐野です。

ニースからマルセイユに移動し、世界遺産のユニテ・ダビダシオンに到着。

ル・コルビジェ設計の集合住宅で、近代建築の5原則やモデュロールを駆使されてます。

6年前には、ベルリンのユニテ・ダビタシオンを見学しました。

遠い昔のようですが、懐かしいです。https://sanokoumuten.co.jp/blog/4802/

今回はなんと宿泊もできるということで、とても楽しみにしていました。

ベルリンとはまた違いますが、壁にモデュロールが刻まれています。

 

設計手法がこの様に建物にデザインとして刻印されていることに、あらためて考えると凄いことだなと、、、感じます。

 

 

こちらはピロティ―の写真。

柱脚の形状が、ベルリンのものとは違い、3Dの楕円柱形。

個人的にはこちらのマルセイユのほうが好み。

施工は大変だったのではと推測できる。

この柱脚の中がパイプシャフトになっていました。

内部の写真。

窓の配置や間接照明がいい。

建物の長辺が南北方向に伸びる中廊下形式なので、東西側に住戸のバルコニーがきます。

廊下の天井はモデュロールに倣い、低く抑えられている。

場所によっては2層分の高さの廊下も。

とてもおもしろい。

屋上も見学させてもらえました。

まるで甲板の広い船のよう。

圧巻です。

プールのあるエリアは居住者専用で、私たちは入ることはできませんでした。

夕食も建物内のレストランでとることができました。

階の2層分を使用しており、吹抜けを使い天井の低い所と高い所のバランスが良くとっている。

吹抜けの天井もそこまで高くなく丁度良い。

過去に細長い吹抜けの設計をしたことがあって、実ることはなかったがひとつの手段として間違ってなかったことの確認ができたように思います。

とても良い。

宿泊部屋は、学生寮のようなコンパクトの部屋でした。

間口が内法1,755ミリ。

天井高が2,230ミリ。

奥行きが入口ドアからバルコニーサッシまでで、7,445ミリ。

内容は簡素で、ベッド1台・H1,530の収納・デスク・シャワーユニット・トイレ・バルコニーといった構成。

このサイズ感を体感できたのは大きな収穫でした。

バルコニー手摺壁も格子状に。

光を通し、外側からは内部が見えないような配慮のようです。

夜のユニテもとても良い雰囲気でした。

フランスは日はとても長い。

この写真で22時前でした。

外階段は弱そうに見えるが、地震がない国だからこそなのだろう。

シンプルでとてもカッコいい。

 

階段の1段目が宙に浮いています。

 

細かいところだけど、そういうことなんだろうなぁと思う。

今回、写真多めでネット環境によっては重いかもしれません。

それでも書けたのはほんの一部分で、なかなか伝えきれないのは残念だけれども、とても良い感覚を体に残せたように思います。

 

次は、高速列車に乗りスペインに向かうのでした。

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