秋山設計道場24-4月@大蔵建設(長野県)

- 秋山設計道場

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いつもありがとうございます。

佐野工務店 四代目の佐野です。

 

4月におこなわれた秋山設計道場のついて書こうと思います。

開催地の長野県飯田市は初めて訪れる地。

道中は先日ブログに書いた通り、中々な時間を要しましたが充実した時間を過ごせました。

現地気候、初日は曇り時々小雨でしたが、2日目は打って変わって晴天。

カラッとしていて、北欧のような気候で、本当に気持ちがいい。

(↓初日の眺望。晴れていれば、山の稜線がきれいに見えるのだそう。)

ホストを務めてくれたのが、大蔵建設さん。

OMソーラーの加盟工務店で、長くOMの家を作られております。

高地で冷房がいらないところもあるそうで、そう考えるとOMソーラーはまりますね。

過去に、秋山先生の考案のVOLKS HAUSも取り組まれており、設計もとても上手く、信州の木を使った地域に馴染んだ家を数多く建てられていました。

今回の課題敷地はとても広大。

北側が一面リンゴ畑、南の道路との高低差が1800ほどあり、高い位置にある。

眺望もvery GOOD。

 

要望はヒアリングシートがそのまま出てきて、情報は膨大。

ざっとあげると、下記の通り。

・3人家族の住まい。

・物置付きのガレージが欲しい。

・趣味のレザークラフトの為のミシン部屋が欲しい。(工業用ミシン4台)

・ガレージでBBQがしたい。

・畳の客間が欲しい。

・OMソーラーを入れたい。

などなど、、、。

スイッチが入るのでした。

接道が南から西に流れており、西側に4m幅の乗り入れ部がある。

OMの家となるので、建物を真南に向けることを前提に考察スタート。

北側はリンゴ畑で良いのかなと思っていたのだけれど、季節によっては農薬を散布するということで、少し離し背中とする。

ガレージはスパンをとるため鉄骨で組む。

レザークラフト場は、粉塵、匂い、生地のストックやミシンの台数も考え、2.5m×4mの離れとして計画。

主屋とガレージにてつなぐように配置した。

建物の計画はシンプル。

607(6m×7m)のベースに玄関土間と風呂を下屋として出した。

洗濯脱衣場は、直接物置デッキに出られるようにし、リンゴ畑の農薬散布季には部屋干しできるほどの広さに。

OMソーラーの家なので、カラッとして気持ちがよいだろう。

ポーチ脇には外物置を設置している。

来客がどの程度かはわからないので、2階に2m×3mほどの畳スペースをとった。

吹抜けもあるので、コンパクトながら広がり感のある気持ちの良い家になるだろう。

 

広い敷地だと何でもできてしまうので、逆に難しいけれど、千葉では出会いにくいロケーションでの設計は面白く、学びは深い。

 

大蔵建設の大蔵社長、スタッフの皆様。

2日間ありがとうございました。

大変勉強になりました。

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