井端設計道場 第20回 2024年4月
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いつもありがとうございます。
佐野工務店 四代目の佐野です。
4月の頭の井端設計道場に参加してきました。
今回は井端先生設計の「夏の家」を見学できるとのことで、とても楽しみにしていたのでした。
井端先生の設計された家はどれも居心地がいい。
デザインもさることながら、スケール感や細部の納まりが良く練られたものだということがよくわかる。
それら発想の起点や考え方、納まりの「なぜ」を聞けるのは本当にありがたい。
気づきがなければ、そこに視点や思考は働かない。
とても大切な機会だ。
写真を撮り忘れてしまったが、武部建設さんのモデルと倉庫のリノベーションも見学させていただいた。
大工を多くかかえており、古民家改修なども手掛ける技術力の高い会社だ。
倉庫リノベのエネルギーの高さには驚いた。
上の写真が今回の課題敷地。
ちょうど古屋の解体途中でした。
サッシのその側に板が設置されていた。(脱着可能)
新潟の十日町でも見たが、積雪量が多いため雪から窓を守るためのもの。
生活環境の厳しさが伺えるのでした。
課題敷地は1418.12㎡の428.12坪。
第一種低層住居専用地域、建ぺい率40%、容積率60%。
60代の施主とそのお母様の住まいの建替えという内容。
南東側に倉庫があり、その外壁が黄色というのがネガティブな感じだ。(色褪せているのが救いか)
敷地が広いため、なんでもできてしまうということが逆に難しい。
いつも通り9時スタートの3時間勝負。
悶々と練るのでした。
南東の倉庫以外周辺環境は開けている。
いつも敷地の背と腹を考えるのだけれども、普段千葉で家づくりをしているせいかどれも捨てるのはもったいなく感じてしまう。
結果、建物を敷地中央付近に配置して周辺環境を活かすよう計画を進めることに決める。
駐車スペースは1台希望。
歩道の切り下げや街路樹の関係で、車路は必然と北西側と東側の2つに絞られる状況だったので北西側を選択。
車路は境界に対し垂直に軸線をとり、建物の軸は真南に振りました。
水廻りをコアとし、南をLDK、北を施主部屋とお母さまの部屋を配置。
車路の軸線に合わせて、土間の玄関ホールを大きめにつくり薪ストーブ設置。
冬の西日を愉しめるよう、大きな窓を設けた。(除雪は必至だけど、、、)
遊び心で北側に池を作ったりもしたが、四季を愉しめるとよいなぁと思う。
ただ正しく理解できてないと思うのが、やはり雪のこと。
札幌エリアは理解してきたけれど、課題敷地のエリアはより多雪とのこと。
どの程度なのか、、、暮らしがまだリアルには想像できない。(理解するには移住するしかない?)
学びは続きます。
ホクシン建設さん、そして武部建設さん、2日間ありがとうございました。
勉強になりました。
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