井端設計道場　第17回　2024年1月

新年初の学びに北へ向かいました。
寒波の影響で鹿児島でも雪が降る日。
北海道は着いた時はパラパラ粉雪でしたが、段々風が強くなり吹雪へと。
このような環境を目の当たりにできたことは、設計者としてとても貴重な体験となりました。
年の4分の1はこの雪と共に暮らす。
正しい理解がないと、雪国での設計はできませんね。


課題敷地もこの通り。
昨年も経験したのだけれど、その全貌がわかりません。
道路との高低差が大きいところで1700ミリあります。

井端先生がリノベーションの設計をされたカフェ・Agt（あじと）を見学させていただきました。
なかなかゼロからの発想は難しいとも感じる井端流のデザインが随所に散りばめられています。
この体感を積み重ね、なんとか身につけたい。

2日目の即日設計。
吹雪の中なんとかたどり着き、いつも通りスタート。


庭の取るため、車の停め方と位置を決める。
片方はカーポートを設置し、縦列の駐車スペースは来客用なので、堆雪の場所を兼ねることにした。
608（6m×8m）のベースに3m角の下屋とつける構成に。
玄関と薪ストーブの間を土間でひと続きに。
セカンドガーデンに隣した場所で、吹抜けを設けFIX窓で縦につなげているので、気持ちの良い場に。
薪ストーブの活きるだろう。
冬場など、そこで設計の要望にある絵本の読み聞かせをして欲しいと思う。
いつも通り、29坪ちょっとのコンパクトな家。
 
いつか北海道での設計機会を、、、、と楽しみにしているのです。

 
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