南を上にして描く理由

- 設計

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いつもありがとうございます。
佐野工務店 四代目の佐野です。
 
プランニングは手描きスケッチでおこなっています。
全体像が全部まとまってから描き始めるのではなく、おおよそのボリューム(パターン)を敷地に置き、思考を巡らせ練りながら描いては消しを繰り返し進めます。
 
世の中の多くの図面は北を上にしています。
理由は地図がそうだから、、、でしょうか。
よくわかっていません。
 
私たちはプランを練る時は南を上にしています。
理由は、師匠である秋山先生がそうしなさいと言ったから、、、、、
きっかけはそうなのだけれども、続けてみるとその大切さに気が付きます。
 
南を上にして描くと不思議なもので、南に見えるものや繋がりなどの関係性、つまりは開くほうを意識するようになります。
プランに吹抜けがあれば、冬はここまで陽が入るかな、、、とか。
楽しいのは私だけでしょうか。
OMソーラーという太陽熱を活かした家づくりをずっとやってきて、南を意識して家づくり取り組んできた身としては、本当にしっくりときます。
先生曰く、建築家・吉村順三さんの吉村事務所では、住宅設計においては南を上にして描くことを標準としていたとのこと。
それもまた納得。
 
写真も直近の秋山設計道場の私のプラン。
恥ずかしながらオリエンテーション(方位)の記載を忘れましたが、開くほう(南)を上に描いてます。
 
慣れないと最初は、見づらいかもしれません。
窓の先に見えるもの、外とのつながりを想像しながら私の話を聞いてもらえると面白いかもしれません。

 
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