秋山設計道場23-11月@フラワーホーム（新潟県）

いつもありがとうございます。
佐野工務店　四代目の佐野です。
 
今年最後の道場は新潟県十日町市に拠点を構えるフラワーホームさんにておこなわれました。
初めて行く十日町。
豪雪地で３ｍは積もるとのこと。
1階が丸まる埋まってしまうほどで、全く想像がつきません。
 
長閑な風景なのだけれど、1階RC造で2・3階が木造という3階建ての住宅が点在する。
初めての景観で、少々違和感を感じてしまいました。
 
バス移動の中、フラワーホーム・藤田会長の話を聞かせていただく。
思いもよらない発想を実現させてしまうカリスマ性がとてつもない。
造成地に川を流して魚を放流したり、、、豪快なエピソードばかりでとても面白い。
 
今回の見学では、会長と社長のご自宅を見学させていただいたのだが、なんとそれが建築家の堀部安嗣さんと伊礼智さんの設計とのこと。
同敷地内に堀部さん、伊礼さん建築があるのはここだけだろう。
とても良い機会をいただいたのでした。
勉強になります。

インナーバルコニーにマッサージチェアは流石にシュールすぎる。。。
 
さて、今回の課題敷地は112.21坪の変形地で、道路を高低差があり宅盤が道路面より1500㎜程度低い。
用途地域は無指定。
遠くには山々があり、眺望がとてもよい。
高低差を使い如何に面白くできるかを考えたのでした。


6ｍ×9ｍの主屋、離れ、それをつなぐ玄関、屋外にサウナという構成にする。
玄関と離れは道路と同じグランドレベルにし、主屋とサウナは1500下げ計画。
全体のプロ―ポーションも低くなるので、景観に馴染むのではと考える。
 
玄関に入り右手が主屋、左手に離れ。
主屋へはスキップフロアのように、玄関から1階・2階へと分かれるようにした。（階段でいうと、玄関は踊り場にあたる位置）
間取りは1階にLDKと水廻り、2階に寝室と将来2つに分けられるフリースペース、吹抜け、ワークスペース。
デッキは北東南とつながり、デッキを介しサウナに行く。
離れには外階段を設け、デッキにつながれるようにした。
 
面白くできたとは思うが、大きく豪邸になってしまったのでした。
規格外の積雪に関しては、理解するに至りませんでした。
 
シンプルに、そしてコンセプチュアルに。
試行錯誤は続く。
自分の中にあって、でもまだ言語化できないところ（技術？）も多く、継続反復、そして量をこなして力をつけたいと思う。
 
藤田会長、フラワーホームスタッフの皆様、2日間お世話になりました。
ありがとうございました。
 
そして、秋山先生も今年1年ありがとうございました。お疲れさまでした。
また来年も宜しくお願いします。

 
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