秋山設計道場23-8月@シーナリーハウス（大分県）
DETAIL
いつもありがとうございます。
佐野工務店 四代目の佐野です。
大分県のシーナリーハウスさんに行ってきました。
素敵な建物を建てられているので、1度は伺ってみたいと思っていた工務店。
今回、色々と情報交換ができました。
「大分の風景をつくる」をテーマにかかげ活動されており、外観もとてもよいです。
今回見せていただいた建物の外壁は焼杉と杉板（無塗装）。
カッコいいです。
室内もナチュラルテイストで、照明が高級感を演出しています。
浴室は十和田石を使用した在来風呂が印象的。
流石は温泉も街、家で温泉は最高ですね。（権利を購入し家に温泉を引ける）
眺望もよく風景の切り取りが上手い、外とのつながりがとても豊か。
ディテールもチェック。
細かいところも丁寧に施工されています。
雨の大分。
高速道路は霧深くびっくり。地域性を感じました。
今回の土地は、いちご農家さんの住まい。
現在2人家族で、将来的に2人増えることを想定。
敷地全体は456.45ｍ2。
その内245.25ｍ2に住まいと駐車場を計画。
駐車場はいちご農園来客用で、5台分を確保するとのこと。
遠くに大分の山々を望め、ロケーションはＧＯＯＤ。
先述したシーナリーハウスさんのコンセプトを踏まえ、イメージするのでした。
東側にメイン道路、南側にトラック用の車路。
不特定の方が利用するので、なるべく距離をとりたい、とまず思う。
敷地が広いので平屋ベースで考え、将来の子供部屋をロフトにと考えました。
一応お子様2人の予定だがあくまで予定なので、フリースペースで状況に応じフレキシブルに構成できるよう考える。
検討を重ね、コートハウスにすることを決める。
北東側アプローチから広めのポーチ。
ポーチ先はルーバーを設け、庭の植栽の一部を見えるように視線を抜く。
玄関入り、左手はFIXガラスを配置し、ここでも庭に視線を抜くようにする。
リビングまで土間続き。
場合によっては大谷石を敷いても高級感が増すかもしれない。
ダイニングからは1段上がってフローリング敷きに。
L字型にリビング・ダイニング・キッチンと構成し、中庭に開く。
どん詰まりにマスターベッドルームを配置し、中間に水回りを計画。
廊下にはワークスペースの役割を持たす。
2階には、ダイニング奥の階段からあがる。
吹抜けがあり、リビングと縦につながるようになっている。
外観は2棟の建物をフラットルーフの草屋根でつなぐように計画。
駐車場から植栽を通し見る全景は、シーナリーハウスさんが考えるものに近いのではないかなと考えました。
建物に高低差をつければもっと面白くなるのではないか、、、と思ったけれど時間切れ。
今回も充実な2日間でした。
シーナリーハウスの西村社長、スタッフの皆様、そして諸々段取り調整をしてくれたフルマークハウスの吉田さん、ありがとうございました。
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