井端設計道場 第13回 2023年8月

- 井端設計道場

DETAIL



いつもありがとうございます。
佐野工務店 四代目の佐野です。
 
先週、井端設計道場に参加してきました。
北海道も少し湿気が多い感じで現地の方々は暑いを言っていましたが、本州からするとまだ過ごしやすい気候でした。
 
今回はROYCEの工場見学、スウェーデンヒルズ、ホクシンさんの完成物件を見せていただきました。
ROYCEはてっきり外資系と思っていましたが、北海道の企業とのこと。
最寄りの駅名もロイズタウン駅。
地域の雇用を担っており、貢献度は素晴らしいです。
 
スウェーデンヒルズは、スウェーデンハウスが大規模開発した大型分譲地で、全棟同じ弁柄色の外壁、白い木製サッシで統一感を出しひとつの街を形成している。
多くは市外からの移住や道外の人が別荘として所有していたりするとのこと。
分譲地全体が異国の雰囲気で、憧れる人もいるのではないでしょうか。
写真はスウェーデンヒルズ内にある交流センター。
屋根が初めて見た葺き方で、板金のタテハゼ葺きを横に葺いた感じで各所に谷を設けてます。
雪が落雪しにくようにとのことですが、納まり的に心配です。


 
ホクシン建設さんの完成現場を見学。


 
今回の課題敷地は1000m2を超える土地。
さすが北海道、規格外です。
お施主様は50代。
今まで団地住まいで、ガーデニングや郊外に住みたいという思いが大きくなり、土地を購入して家を建てることに決めたとのことです。
趣味は、ご主人がレザークラフトで奥様が洋裁とガーデニング。


設計においては雪のことを常に意識しなければならない北海道。
駐車スペースは極力道路に近く計画。
玄関へのアプローチは屋根をかけ、雨雪にかからないようにしています。
建物は西に寄せ計画。
いつも朝陽を意識してこのように東にも開くように考えますが、今回は逆にしたほうがよかったかもしれません。
(先生にフィードバックをいただきました)
というのも、西側の土地は巾が狭く恐らく今後何も建つことはないが、東の土地はアパート等建築の余地があること。
流石に何も建たないだろうとの思い込みは反省です。。。
 
玄関からリビングまで土間続きとし、1段上がってDKがあります。
その間に寝室とトイレを計画。
水廻りは南に下屋としてはね出し、デッキにアクセスできるようにしています。
DK~水廻り~デッキと回遊動線ができ、デッキ続きにサウナなどを設けてもとても面白いかもしれません。(先生のアイデア)
リビングからは小屋にアクセスでき、ご主人の趣味であるレザークラフトのスペースとしました。
 
広大な南の庭をガーデニングスペースとし、池を設けていますが実際は設けなくても良く、、、
今は亡きターシャ・テューダという有名なガーデナーが、庭を見ながら紅茶をたしなむことが最高に幸せと言っていた記憶があり(本がDVDにて)、腰をかけて落ち着くスペースをつくっています。
庭が深く好きな方は、ある意味生き方を考えるということとリンクすることがあり、本当は実際にヒアリングができたりするとよかったです。
 
スウェーデンヒルズに向かう車中に、スウェーデンの建築家ラルフ・アースキンについて先生に教えていただきました。
私は知らなかったのですが、ネットで調べてみるととても素敵な設計の建築ばかり。(早速、本を購入)
アースキンの自邸が印象的で、それをイメージするようにロフト的に洋裁室を設けてみました。
奥様の趣味である洋裁室からもガーデンの全景を眺めるという楽しみ方もあると思いました。
 
今回もまた難しい課題でしたが、ガーデニングについて再考できたりアースキンという建築家を知れたり、自分にとって何かのきっかけになりそうな回でした。
ホクシン建設さん、毎度のアテンドありがとうございます。
また来月も、宜しくお願いいたします。


 
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
 
千葉県で建てる木の家・木の住まいは、佐野工務店へ!!
習志野市藤崎1-11-1(最寄駅・JR津田沼)
お電話 047-472-1573
WEBサイトのお問い合わせページ→コチラ
 
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

PAGE TOP