井端設計道場 第12回 2023年7月
DETAIL
いつもありがとうございます。
佐野工務店 四代目の佐野です。
ここ数年、設計力を上げることに力を入れていますが、7月も北海道へ足を運んできました。
北海道と千葉県とでは地域環境が違うので、意識すべき読み取る内容も変わってきます。
千葉県ではあまり関係のない課題点もありますが、解決すべき課題・問題に向けて思考を練る作業がとても大切なんだろうなと、、、、考えています。
練って練って粘りを強さを身につけると言いますか、、、、。
また地域環境以外にも、どの敷地もひとつひとつに解決すべき点は出てくるので、先生の視点で何を問題と解釈してそれをどのように解決したかという話を聞くことはとても勉強になるのです。
何より井端先生の「世界観」に触れることができるのはとても大きい、、、、、。
北海道の道場は毎回ホクシン建設さんがホストを務めてくれており、今回も完成物件と課題敷地を案内していただきました。
本当に感謝しています。
今回の課題敷地は、お子様が小学生2人の4人家族のお住まい。要望はイグサ畳スペースと個室としての子供部屋が欲しいというのと、要外物置・車2台分の駐車スペースというもの。
敷地面積が38坪弱。
敷地を読んだあとの手順はいつも通り。
CAR & TREEからスタートなのだけれど、車が今回難しかった。
車の出し入れをセオリー通りお尻から入れて頭から出るように計画すると、1階が暗くジメジメした場になってしまいそうで良いイメージがわかない。
即日設計で時間も限られているので、ガレージがマストではなかったことからスケッチの通り2台とも縦列駐車に決定。
2階リビングの方向で進める。
2階をオーバーハングさせて、ポーチをトンネル空間に。
ポーチの先には植栽を配置し、視線と風が抜けるように。
ポーチの壁を利用して外収納を配置。
この半屋外空間が、意外と気持ちのよいアクティビティーの場になるのでは、、、、と想像するのでした。
1階はマスターベッドルームと水回り。
階段はらせん階段にして、地窓やカーテンウォールで外の光を取り込む。
2階は子供部屋とLDK。
子供部屋はコンパクトな大きさに。
南側にLDKを配置して、リビングを畳リビングとしました。
リビングが畳の場合、フロアレベルを上げるか下げるかをよくやりますが、今回は屋根勾配に倣い小下がりに。
奥行き感を出します。
構造の検討は必要ですが、コンパクトに納めてみました。
以上、ざっくりとした解説となります。
今回もとても難しいお題でした。
先生や皆さんの発表を聞き、得たフィードバックをスタッフと共有して成長につなげたいと思います。
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