秋山設計道場19-8月@小佐木島(三原市・広島県)
DETAIL
8月の秋山設計道場の舞台は、瀬戸内海に浮かぶ小さな島「小佐木島」であった。
島民が7人でコンビニも自販機もなく、歩いて島を1周できる。
なぜ小佐木島?ということなのだけれども、
秋山先生と旧知の仲であるアトリエAKUの鈴木さんが主体となり、島民の皆さんと色々な取り組みをおこなっておりました。
鈴木さんの本拠地は北海道なのだけれども、月2回は小佐木島に足を運んでいるとのこと。
簡単にできることではない。
三原港から船で10分くらいで島に到着。
まずは、「宿NAVELの学校」に行き、部屋に荷物を置く。
既存家屋をリノベーションしており、とても雰囲気が良い。
それあとは「島の台所」へ。
この建物(島の台所)は鈴木さんが手掛けたBeHaus。
コンクリートを打つにも船で運んできて、ホッパーに入れトラックにて運搬。
想像しただけでも大変だ。
もちろん、構造材もそうだ。
VOLKSHAUSの後継という言い方が適切かはわからないが、Behausもやはりいい。
仕上げの合板もきれいで、年月を重ねるごとに味わい深く、良くなると思う。
海に面して大きな地窓。想像以上にとってもいいのだ。
島の台所では養蜂もおこなっていた。
海で釣った魚、畑でとれた野菜や果物、そして蜂蜜まで自給自足、、、、。
本当に豊かだ。(宿の夕飯がとても美味しかった)
さて、それから島の裏手にある課題敷地へ。
地図でいうと、小佐木島灯台の南東にあるビーチだ。
今回の課題は住宅ではない。
課題は以下の通り、
「2020年国際芸術祭・広島トリエンナーレの会場のひとつとして多くの来島者が見込まれている。
今後の来島者に対する食・宿泊のニーズに応えるための施設を準備する。」
ということだ。
これを軸に、いくつかの設定もあるのだった。
どうしようかと頭を巡らせながら懇親会~翌朝を迎える。
船の関係でいつもと予定を変え、昼食前までに設計・発表・講評を終えようというスケジュール。
タイトだったけれども、何とか完成。講評に移る。
講評はアトリエAKUの鈴木さん。
今回の課題も実際に検討しているプロジェクトなのだ。
敷地の使い方や、海や山などとの関係性についてなど、様々な質問があった。
住宅以外の設計も新鮮で、とても良い経験をすることができ勉強になった。
最後は、島民のかたに船で三原港まで送ってもらったのだけれども、本当によいおもてなしで、鈴木さんはじめ島民の皆さんにも感謝したい。
いつか家族でいこう。
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【イベント情報】
9/8(日)
スーパーラジエントヒーター体験会【予約制】
場所 緑が丘の家
時間(基本編)10時00分~12時00分
(応用編)13時30分~15時30分
9/29(日)
住まい教室 設計・プランの考え方の話【予約制】
場所 佐野工務店
時間 13時30分~16時30分
10月後半
「藤崎の家Ⅱ」完成見学会
場所 習志野市藤崎
時間 10時00分~17時00分
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