樹脂スペーサー
DETAIL
先日、お客様と打合せの中で質問がありました。
樹脂スペーサー使ってますか??と。
これでピンときた方、、、すごいです!
私はこの質問を受け、少々驚きました。
一般の方にも認知されてきているのかと、、
皆さまは、わかりましたか?
質問をわかりやすくすると、サッシのペアガラスは樹脂スペーサーを使っていますか?ということになります。
これで、あ、あの事ね、、とわかった方も、結構勉強されているのではないでしょうか。
窓ガラスは、断熱性能を上げるために、ガラス+空気層+ガラスといったように、2枚のガラスで空気層を挟み込んでいます。
この空気層を挟み込むための部材をスペーサーといいます。
このスペーサー、今まではほぼアルミ製だったのですが、最近は樹脂スペーサーなるものがでています。サッシと一緒で、樹脂スペーサーのほうが熱伝導率は低い(熱が伝わりにくい)です。
どうやら、樹脂スペーサーにすることにより、断熱性能アップもそうですが、結露に対して非常に有効らしいのです。
詳しく知りたい方は、【松尾和也さんの記事「低い断熱性なぜ放置、世界に遅れる「窓」後進国ニッポン」】をご参照下さい→コチラ
ペアガラスの空気層をアルゴンガスにすると、断熱性能が上がるのですが、松尾和也さんに記事に興味深いことが書かれています。
ペアガラスの比較、
①アルゴンガス層のペアガラス(樹脂スペーサー)
②空気層のペアガラス(樹脂スペーサー)
③アルゴンガス層のペアガラス(アルミスペーサー)
④空気層のペアガラス(アルミスペーサー)
外気温が0℃、室内が気温20℃、相対湿度50%の場合、ペアガラスを使用したサッシの下枠が何℃になるかを測定した結果。2枚のガラスの間に挟まれているスペーサーと空気の違いによって、9.0~11.3℃となった。9.3℃以下になると結露するので、樹脂スペーサーは有利(資料:テクノフォルムバウテックジャパン)
【松尾和也さんの記事「低い断熱性なぜ放置、世界に遅れる「窓」後進国ニッポン」より引用】
つまり結露対策において、空気層をアルゴンガスに変えるよりも、アルミスペーサーを樹脂スペーサーに変えるほうが、有効だということがわかります。
樹脂サッシメーカーでは、エクセルシャノンは樹脂スペーサーが標準ですが、YKK・LIXILとも何も言わないとアルミスペーサーで提案をしてきます。(現時点においてですが、、)
今検討されている方は、聞いてみるといいですね。
ちょっとの違いが大きな違いになります。
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