吹抜け

- 設計

DETAIL



私の設計では、よく吹抜けを設けます。
お客様の中には無駄という方も少なくありません。(狭小地などでは吹抜けを設けること自体、難しいこともあります)
また、吹抜け=寒いと思われている方も多いです。
そこで
私が吹抜けを設ける理由、、、
ひとつは、タテのつながりができるということ。
例えば、子どもが2階で遊んでいても気配を感じていられます。小さいお子様をお持ちの方は共感できると思います。逆に言えばドタバタうるさいと言えばそうですが、考え方によればそれもコミュニケーションのひとつだと思っています。
二つ目は、空間に抑揚をつけることができ、小さな吹抜けしか設けられなくとも、それだけで大きな広がり感を生むことができます。
三つ目は風は下から上へも流れていくので、2階に出口を設けてやれば、風通しがものすごくよくなります。
四つ目は光を1階に落とすことができます。特に狭小地などは、吹抜け+トップライトもしくはハイサイドライトを設けるだけで、全く違った空間となります。
等々とりあえず4つ挙げましたが、まだまだいいところはあります。
単純に吹抜けの下に寝転がるだけでも気持ちがいいですよね。
そして先述しました吹抜け=寒いと言った固定概念は、昔のことではないでしょうか。
しっかりとした断熱設計・空間設計、確実な施工をしていれば、家の中の熱が外に逃げにくいのでそんなことはありません。
そのうえ、私たちは太陽熱を使った全館暖房の家「OMソーラーの家」を標準としているので、ちょうどよい暖かさで心地いいです。
先日の秋山設計道場で見た小澤建築工房さんの案件も、非常に上手く吹抜けが設けられており、あらためて吹抜けの有用性を感じました。
タテのつながりは、多くの豊かさをもたらしてくれます。
どうも感覚がわからん...といった方は、是非モデルハウスまで足をお運び下さいね。

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