旧鴇田家住宅

- 現場

DETAIL

前にもブログでちょこっと載せていたのですが、全然UPしてなかったので、ちょいと写真をUPします。
実籾にある千葉県指定有形文化財、旧鴇田家住宅。
東日本大震災により地盤が液状化したことにより、建物が南側に傾いてしまいました。
それを復旧するために、
 ①家屋を西側の公園に曳家
 ②既存基礎の解体
 ③杭の増設
 ④基礎の新設
 ⑤元の位置に曳家
 ⑥土壁等仕上げの復旧
他にも付帯する工事は多々ありますが、ざっくりいうとこのような流れになります。
建築されてから約300年経つ建物。
1728年から1991年まで住居として使われていたということなので、263年も住み継いでこられたということです。
これは本当にすごいこと。
日本の住宅は寿命30年といわれ、世界的にみても大変短いです。
近年では優良ストック増やすために、国は新築・リノベーション・リフォームなどにおいて様々な補助金を出して、性能の高い住まいづくりを誘導しています。
建てて一代で終わりという家ではなく、長く愛され、住み継いでいきたくなるような住まいを、建てていきたい。
心からそう思います。










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